眠林いいんちょの、偏った妄想麻雀講座。

文責:眠林
1.基本篇 || 2.八戒篇 || 3.悟浄篇 || 4.悟空篇 || 5.三蔵篇 || 6.考察+まとめ


2.八戒篇



さあ、では本題です。(笑)

まず、八戒の上がっていた「大車輪」又は「メンチンタンピンリャンぺーコー」。
正確には

「メンゼンチンイーソー(門前清一色=門前清+清一色)、タンヤオ、ピンフ(平和)、リャンペーコー(二盃口)」
と言えます。
門前清一色が6翻、二盃口が3翻なので、6+1+1+3+2(上がれば必ずもらえる2翻。「ドンドン」とか言いますね)=13翻。
ええもお、文句の付けようも無く「三倍満」です、八戒さん。(笑)



上記の役を細かく説明しますと、
「門前清」
ポン、チー等しないで、自分が引いた牌だけで役を作ること。
 
「清一色」
同じマーク(八戒の場合は筒子(ピンズ)。あのサイコロみたいな模様の奴)だけで、役を作ること。はい、これが本当の「清一色(チンイーソー)」です。(笑)
 
「タンヤオ(字がでません…)」
2から8の数字の牌だけで作る役。
 
「平和」
3連続数のグループ(順子)×4+2〜8の数の頭、で上がる役。基本点の加点が0なので、こう言われます。
 
「二盃口」
『一盃口(イーペーコー)』を2つ作る。一盃口とは、334455や、778899など、同じ順子のグループを2つ作ることです。
(あの時の八戒の手では、「22」を頭として「334455」「667788」か、「88」を頭として「223344」「556677」か、更に「55」を頭として「223344」「667788」のどれともとることが出来ます。)


………………ぜえぜえぜえ。
簡単に(これでもっっ)説明するだけでも、こんなに沢山のパターンを踏んで作っているのです。流石テクニシャンです。(爆)
牌の流れが読めて(笑)、最大限に可能性を生かして、更に鳴かない辛抱強さを必要とし、崩れたとしても幾らでも応用が利くのでセキュリティは万全、その上見た目が美しい。
…………こんなのを「ツモです♪」なんて笑顔で倒されたら、ぐうの音もでません。
強いて一言言うなら、八戒、貴方実は積み込んでたんじゃ………………いえ、何でもないです。やっぱり、何も言えません。(爆)



でも、本当に八戒って、積み込み&盲牌くらいお手の物って気がします。ねぇ、Yさん。あと、Cさん。(笑)



因みに、八戒が言いかけた「大車輪」と言うのは、筒子で、「22334455667788」を揃える役のみを指します。日本麻雀連盟の競技麻雀では役満認定されているらしいのですが(今は違うかも)、ローカルルールに近いです。………でも、知ってるあたりが彼らしい事です。(笑)



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